2013年1月14日月曜日

H241222 第21回定例会 浄法寺ラウンド


第20回北東北めぐみネットワーク定例会を開催しました。


■ 開催日 平成24年12月22日(土)14:30~
■ 場 所 天台の湯 (岩手県二戸市浄法寺町野黒沢133)

■■概要■■

■ 研 修

【講話】二戸市浄法寺総合支所 うるし振興室 中村 景子さん
漆器の現状と二戸市のうるし振興活動をお話いただきました。
二戸市浄法寺町は漆の生産量が日本一。日本で生産されている漆の70%強が浄法寺産。
浄法寺漆は、多くの文化財の修復・建立に使用されている。
二戸市では、漆掻き新規就業者支援制度、ウルシノキの植樹補助金制度や浄法寺漆認証制度を創設したり首都圏での漆器展示販売会を行ったり、地元でめっせうるしさま」を開催したり、赤ちゃんへの漆器貸出を行ったりしている。

【意見・質疑応答:抜粋
高畠さん「漆塗りのさじは“お食い初め”のプレゼントとして売り出すことが良いと思う。」
佐々木淳さん「漆器はその価格から考えて庶民からは少々縁遠い物。ターゲットは“高級品”として、海外にどう売るかがポイントになるのではないか。」
講師 中村さん「大使館へ晩餐会に使ってもらえるように売り込みをかけたい。」
高畠さん「岩手県のアンテナショップは銀座にあり、歌舞伎とのコラボで“日本”を売り込める立地にある。」


【情報交換】東日本大震災からの復旧復興の状況、課題
 岩手県復興局企画課 計画担当課長 小野 博 さん
岩手県東日本大震災津波復興計画について情報提供いただきました。
復興事業が本格化するにつれ、課題も浮き彫りになってきたが、長期的な視点を持って「三陸創造プロジェクト」を展開している。

【意見・質疑応答:抜粋
重信さん(奈良県から岩手県に派遣)「復旧・復興のエンドポイントはどこなのか。行政は、回数を重ねて話を聴けば、被災者の気持ちは収まるのだろうか。行政の限界を感じる。
講師 小野さん「それぞれの段階で人の気持ちは変わっていく。計画も進むにつれて内容を現状にあわせて変えていくべきものと考える。」

大森さん(岩手県二戸市から岩手県大槌町に派遣)「私は保育所関係の業務をしている。子どもたちの情緒は不安定だったが、最近になってやっとおじいちゃん、おばあちゃんの話をし始めた。寄り添いながら一緒にやって行きたい。」


【懇親会】
出席者が漆器で酒を酌み交わしながら交流を深めました。

日計保育園(青森県八戸市)の保育士さん達からサプライズプレゼントがありました。


出席者:31名
○出席者名簿
区分 所  属 氏  名
1 講師 二戸市浄法寺総合支所 うるし振興室 中村 景子
2 青森県 北東北めぐみネットワーク前会長 西堀 清和
3 青森県 (株)青森電子計算センター 石崎 聖一
4 青森県 健康福祉部障害福祉課 菊地 公英
5 青森県 健康福祉部高齢福祉保険課 中川 博行
6 青森県 復興庁青森事務所 金渕   恵
7 岩手県 二戸市浄法寺総合支所長 佐藤 善昭
8 岩手県 二戸市(大槌町へ派遣 民生部福祉課福祉班) 大森 歩美
9 岩手県 福島大学 平山 健一
10 岩手県 (社)岩手県測量設計業協会 竹内 重徳
11 岩手県 政策地域部 佐々木幸弘
12 岩手県 岩手県立大学 佐々木惠子
13 岩手県 商工労働観光部科学・ものづくり振興課 佐々木 淳
14 岩手県 商工労働観光部産業経済交流課 吉田 真二
15 岩手県 商工労働観光部観光課 森  英介
16 岩手県 農林水産部農村計画課(奈良県から支援派遣) 重信 昭彦
17 岩手県 復興局企画課 小野  博
18 岩手県 盛岡広域振興局土木部道路河川室 佐藤  守
19 岩手県 農業研究センター企画管理部 前田 一人
20 秋田県 健康福祉部健康推進課がん対策室 滝本 法明
21 秋田県 農林水産部林業木材産業課 高野 拓広
22 秋田県 株式会社わらび座 わらび劇場支配人 小澤   威
23 秋田県 株式会社わらび座 本社営業部 中島 祥崇
24 秋田県 北東北連携ネットワーク会長 賢木 新悦
25 秋田県 健康福祉部医務薬事課 渡邊 正樹
26 秋田県 食品加工研究所  高畠   聡
27 秋田県 健康福祉部医務薬事課  菅原 麻耶
28 秋田県 観光文化スポーツ部秋田うまいもの販売課 辻田 豊英
29 秋田県 生活環境部自然保護課 阿部 雅弘
30 秋田県 総務部税務課  野田 新悦
31 秋田県 企画振興部学術国際局 菊地 智英